地域でゆるやかに支えあう場をつくろう~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part9(2020年度)

2020年度 コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座
地域でゆるやかに支えあう場をつくろう Part9
コロナ後も<居場所>であり続けるには

コロナの前後では<風景>が一変し、もはやコロナ前にそのまま戻ることができない私たち。人と人がつながるという意味さえ変わってきてしまっている今、地域で<居場所>としてあり続けるには何が必要とされているのでしょうか?

人々が集まることが制約された状況のもとで、場を開き続け、あるいは相談機能や情報、物資の提供を途切らせることなく、地域の<居場所>であり続けた方たちのお話をうかがい、この時代に地域の<居場所>であることの意味を問い直したいと思います。
ご関心のある方は是非ご参加ください。

*この事業はよこはまふれあい助成金により実施しています。

参加費 :1回1,000円
定員  : 毎回12人(要予約・全回ご参加の方を優先します)
できる限りの感染予防をしながら、人数を制限して開催します(消毒・手洗い・マスク・検温などにご協力ください)。
誰もが安心して暮らせる地域づくりのために何かしたいと思っている方、居場所をつくりたい・考えたい方、ぜひご参加ください。
会場 :スペースナナ
お問合せ・お申込み
申込方法:以下の内容を添えてメール、FAX、郵送等でお申し込みください。
(1)お名前
(2)連絡先
(3)所属 ※お仕事や活動など
(4)応募動機 (この講座に何を期待しますか)
(5)参加申込の講座 (すべてお書きください)

申込先:NPO法人 スペースナナまで↓
tel:045-482-6717  fax:045-482-6712
E-mail:event@spacenana.com


2012年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2013年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2014年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2015年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2016年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2017年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2018年度の連続講座(前半)の内容はコチラ
2018年度の連続講座(後半)の内容はコチラ
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【第4回】
<ZOOM開催>困窮者を見捨てない不動産会社の包括支援

日時 :2020年103日(日)14:00 ~ 16:00
ゲスト石塚惠さん(不動産会社プライム)、松本篝さん(NPO法人ワンエイド)

不動産会社に勤務していた時に、高齢者や障害者、シングルマザーなどが、利益にならないと門前払いされるのを見ても何もできないのが辛かったという石塚さん。

母の介護で感じた不便さを解決するために、高校の同級生だった松本さんと神奈川県座間市に家事援助サービス団体を立ち上げ、2011年にNPO法人ワンエイドに。

そこでも立ち退きの相談を受け、不動産業界にいても、雇われる身分では困っている人を助けられないと2012年に不動産会社「プライム」を設立。住まいを探しに来た人にお弁当をわけることが続き、食の支援も必要と、2015年からはフードバンクの活動も始めます。

見守り活動など生活全般のサポートをワンエイドが、住まいの問題はプライムが、食はフードバンクと、生活困窮者への包括的な支援を行いながら、行政や相談窓口同士の連携をはかってきました。コロナの間も一日20件もの電話を受け、千葉や埼玉からも訪ねてくる相談者を受けいれてきた石塚さんと松本さんにお話を伺います。

不動産会社プライム
NPO法人ワンエイド

●参加費:1回1,000円
●申し込み:こちらからお申し込みください
https://spacenana20201003.peatix.com/view
●定 員:ライブ配信10名 (先着順)、見逃し配信20名(先着順)
※スペースナナでの講演会は定員(12人)となったのでお申込みは締め切りました。


【第5回】
<ZOOM開催>介護には戦略・知識・情報が必要

日時 :2020年1018日(日)14:00 ~ 16:00
ゲスト阿久津美栄子さん(NPO法人UPTREE 代表理事)

37歳の時に、癌に倒れた実家の両親の遠距離介護を始め、4歳の娘を抱えて大阪と長野の間を往復する孤独の中で追い詰められていった阿久津美栄子さん。

4年後、相次いで両親を喪った悲しみの中で、介護者のケアが置き去りにされていることを痛感し、東京・杉並区阿佐ヶ谷に日本初のケアラーズカフェを始めます。現在は、小金井市で、介護者のための「介護者手帳」をつくり、介護者家族サロン、相談事業、介護保険外の助け合い事業など、地域密着型介護者支援の拠点づくりのモデル事業化に取り組んできました。

コロナ感染拡大の後も、電話での相談を続けながら、「待つ居場所事業」から「地域につなぐ活動」への転換をと、地域商店街の協力をえてスタンプラリーを開催するなど、利用者が地域の人に助けを求められる環境づくりを模索する阿久津さんにこれからの展望を語っていただきます。

NPO法人UPTREE(アップツリー)

<zoom参加でのお申し込み>
お申し込みはこちら https://spacenana1018.peatix.com/
●参加費:1回1,000円
●準備:インターネット環境(wi-fi推奨)、パソコン/タブレット/スマートフォンなど
ZOOMを用いて開催します。
ご利用が初めての方は予めご利用の端末にZOOMをダウンロードしておいてください。
https://zoom.us/download
●定 員:ライブ配信10名 (先着順)、見逃し配信20名(先着順)
※スペースナナでの講演会は定員(12人)となったのでお申込は締め切りました。


【第6回】
<ZOOM開催>ただ、そばにいて一緒に考える コミュニティハウス「ひとのま」
〜「支援をしない」と言いながら「支援」を考えてみる〜

日時 :2020年118日(日)14:00 ~ 16:00
ゲスト宮田隼さん(コミュニティハウス・ひとのま)

富山県高岡市で一軒家を開き、ただ「そばにいて一緒に考える」スタンスで、どんな人も受け入れてきたコミュニティハウス「ひとのま」宮田隼さん。

新型コロナによる非常事態宣言が出て、学校は一斉休校となり、地域の中の子どもたちの居場所も休業せざるをえない状況が続き、閉じられた家庭の中で、DVや虐待など問題が深刻化していることも明らかになりました。

外出自粛が続く中で、ひとのまに寄せられるSOSへの対応を続けてきた宮田さん。
コロナ下でどのような思いで、どのような工夫をしながら、ひとのまをひらき続けているのか・・・
宮田隼さんにお話を聞きます。

ひとのま

●参加費:1回1,000円
●申し込み:お申し込みはこちら→https://peatix.com/event/1677649/view
※ZOOMでリアルタイム参加、YouTubeでの後日配信ともに、11/8(日)午前10:00で受付を終了します。気になる方はお早目のお申し込みをお願いします。
●準備:インターネット環境(wi-fi推奨)、パソコン/タブレット/スマートフォンなど
ZOOMを用いて開催します。
ご利用が初めての方は予めご利用の端末にZOOMをダウンロードしておいてください。
https://zoom.us/download
●定 員:ライブ配信10名、見逃し配信20名(先着順)
※スペースナナでの講演会は定員(12人)となったのでお申込みは締め切りました。

 

 


【第7回】
<ZOOM開催>障害のある人たちのいのちと暮らしを守る
〜富山型デイサービス・ふらっとの日々 

日時 :2020年11月(日程調整中)
ゲスト宮袋季実さん(NPO法人ふらっと 代表理事)

重い自閉症の息子・しょうやさん
「地域交流ハウスふらっと」は高齢者や障害者、赤ちゃんもごちゃまぜに支援する富山型デイサービスの事業所。

新型コロナの感染が広がり、ステイホームが余儀なくされる中、ふらっとは場を開け続けると決意した。できる限りの感染対策をして、ギリギリのところでみんなの生活を支えている。

重い自閉症の息子・翔矢さんが小4の時、「障害者の親というだけで、ヘコヘコして生きたくない」と、ふらっとをオープンして20年。「金髪魔女」と呼ばれる宮袋さんに、コロナ下のふらっとの日々をZoomで富山から伝えてもらいます。

参考
・インスタグラム @Toshimi.majow
・NHK「HUMAN」どんな人も対等に生きられたら
https://www.facebook.com/watch/?v=300953054188467

●参加費:1回1,000円
●申し込み:後日、申込先の詳細をお伝えします。
●準備:インターネット環境(wi-fi推奨)、パソコン/タブレット/スマートフォンなど
ZOOMを用いて開催します。
ご利用が初めての方は予めご利用の端末にZOOMをダウンロードしておいてください。
https://zoom.us/download
●定 員:ライブ配信10名、見逃し配信20名(先着順)
※スペースナナでの講演会は定員(12人)となったのでお申込みは締め切りました。


【第8回】
<ZOOM開催>コロナ禍で人と情報をつなぐ
〜中間支援の役割とは〜

日時 :2020年125日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト吉原明香さん(市民セクターよこはま事務局長、横浜市市民協働センターチーフ協働コーディネーター)

1995年から市民活動支援の仕事に携わり、市民セクターよこはま事務局長として、2009年からは横浜市市民活動支援センターの責任者として、地域団体、NPO,企業、大学、行政などの間に立ち、それらの組織が取り組みたいテーマでつながり協働し地域の課題を解決できるように応援し、コーディネートし、伴走的な支援を行ってきた吉原明香さん。

新柄コロナ感染拡大の状況下、市民活動団体が軒並み活動に打撃を受けている中で、どのような取り組みをされてきたか、これからの展開についてお聞きする中で、市民活動団体が地域の様々な組織と協働しながらサバイバルする道を探ります。

●参加費:1回1,000円
●申し込み:後日、申込先の詳細をお伝えします。
●準備:インターネット環境(wi-fi推奨)、パソコン/タブレット/スマートフォンなど
ZOOMを用いて開催します。
ご利用が初めての方は予めご利用の端末にZOOMをダウンロードしておいてください。
https://zoom.us/download
●定 員:ライブ配信10名、見逃し配信20名(先着順)
※スペースナナでの講演会は定員(12人)となったのでお申込みは締め切りました。


【第1回】※終了しました
7/19 生活を支える支援を考える
〜もし自分が当事者になったら〜

日時 :2020年719日(日)14:00 ~ 16:00
ゲスト根本真紀さん(ソーシャルワーカー)

1回目は、社協のソーシャルワーカーとして自治体や地域住民、NPO、企業などと連携して地域の課題解決に取り組む傍ら、ボランティアとして困窮者支援に奔走する根本真紀さん。霞が関の役人を経て現職に。国や行政機関が解決できることが実は少ないということを体験し、自ら枠を出て国や自治体と民間をつなごうと動く根本さんの話をお聞きします。

社会保険、社会保障、生活保護、民間のセーフティネットなど、さまざまな情報へのアクセスのしかたを学び、コロナによる混乱の中、自分が生活困窮の当事者になったらどのようなジレンマに直面するか、どこに助けを求めたらいいのか、そして支援者としてどのような動きをすればいいのか、参加者の皆さんとワークで体験しながら考えます。

根本さんの活動参考記事
コロナで起きた役所の制度崩壊。国家公務員辞めて支援の現場へ
この国で命は大事に扱われているのか。自らの病気と介護で感じた怒り


【第2回】※終了しました
子どもたちの安心で安全な場を開き続ける
〜やりたいことがとことんできる、でも何もしないことも保障される場所〜

日時 :2020年725日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト西野博之さん(NPO法人フリースペースたまりば理事長)

2回目は、コロナによる一斉休校のなか、子どもたちを変わらず受け入れ続けた川崎の「認定NPO法人フリースペースたまりば」の西野博之さんにお話を伺います。

西野さんは1986年から不登校の児童や高校中退の若者たちの居場所づくりにかかわり、1991年に川崎市高津区の小さなアパートの一室で、学校に行けない子どもたちの「居場所」「フリースペースたまりば」を始めました。2003年に「川崎市子どもの権利に関する条例」のもと、安心して失敗できる遊び場「川崎市子ども夢パーク」がつくられたときに、川崎市の委託を受け、公設民営の不登校の子どもたちの居場所「フリースペースえん」を開設。その後夢パークの運営も担います。

「フリースペースえん」には学校や家庭、地域の中に居場所を見いだせない子どもや若者がやって来て、絵を描いたり、ゲームをしたり、楽器を演奏したり、子ども夢パークの中で木登りしたり、サッカーしたり、自分がしたいことをして自由に過ごしています。毎日子どもたちとスタッフがつくった昼食を共にし、「おいしい、うれしい、たのしい」でつながる中で安心感が生まれています。
「強制や評価されることなくやりたいことができる、何もしないことも保障される」居場所を、揺るがず提供し続けてきた西野さんに、コロナの時期、子どもたちや若者と共に過ごして見えたこと、感じたこと、子どもや教育をめぐるこれからの課題などについてお聞きし、地域の大人に何ができるのかを参加者とともに考えていきたいと思います。

たまりばホームページ


【第3回】※終了しました
いま困難を抱える家庭に食料品を届けよう
〜フードパントリーの活動から

日時 :2020年96日(日)14:00 ~ 16:00
ゲスト松田妙子さん(せたがやこどもフードパントリー実行委員会共同代表・NPO法人せたがや子育てネット)

世田谷区で子育て支援に取り組み、市民版子ども・子育て会議、子育てひろば、子ども食堂の運営など、地元密着の多様な活動を続け、子育て支援者の養成やコーディネーターとしても活躍してきた「せたがや子育てネット」の松田妙子さん。

コロナにより学校は一斉休校となり、子育てひろばや子ども食堂も休止せざるえない中、地域の仲間たちと協力していち早く「せたがやこどもフードパントリー」を立ち上げます。

寄付を募り、4月から6月まで毎日、区内4つの拠点で、150家族・300人余りの子どもたちに食料品の配布を続けました。コロナによる混乱の中でとりくんだこと、考えたこと、気づいたこと、そして私たちが地域でできる支援について、松田さんにお話を伺います。

NPO法人せたがや子育てネット
せたがやこどもフードパントリー


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主催:NPO法人 スペースナナ

世代を超え、性別、国籍、障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して立ち寄れ、出会い、元気になれる場を地域につくりたいと、2010年12月にスタートしました。教育や福祉などをテーマに地域で活動してきたメンバーが、〈人が集い楽しさを生み出す交流スペース〉をめざして運営しています。お仲間になってくださる方募集中です。