カテゴリー別アーカイブ: スペースナナの連続講座

10/1、11/12 SOSを出せる町 ~不登校や貧困の問題から~

スペースナナ『地域でゆるやかに支えあう場をつくろう』シリーズ
SOSを出せる町 ~不登校や貧困の問題から~

年齢、性別、国籍、障がいのあるなしにかかわらず、誰もが安心して立ち寄れ、交流し元気になれる場を地域につくりたいと、コミュニティカフェ「スペースナナ」をオープンして6年近くたちました。2015年2月からは子ども食堂の活動に触発されて「ナナ食堂」を始め、子どもたちが安心して暮らせる場になるための試みを模索しています。
この秋、不登校や貧困の問題を含め、いまの子どもたちの状況について語り合う2回の講座を開催したいと思います。ぜひご参加ください。


第1回 休めない子ども・追いつめられる子どもたち
~「不登校対策法案」をめぐって~

日時2016年10月1日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト:内田良子さん(心理カウンセラー、子ども相談室「モモの部屋」)
参加費:1回1,000 円(お茶付き)、学生や経済的に事情のある方500 円
定員:25人
会場:スペースナナ( 横浜市青葉区あざみ野1-21-11)
TEL:045-482-6717
FAX:045-482-6712
Email:event@spacenana.com

25年前から文部科学省が取り組んできた「すべての子どもを学校に戻す」という不登校対策は成果を見せることはなく、不登校の生徒の数も中学生の自殺率もこの数年で急増するにいたっています。そんなときに当事者のヒアリングも十分に行われないまま急に浮上した「不登校対策法案(義務教育の段階における普通教育に相当する教育の確保等に関する法律案)」。不登校の子どもたちに長年寄り添ってきたカウンセラーの内田良子さんに、不登校をめぐる子どもたちの状況、子どもの現実から出発し、教育現場を変えていく取り組みの必要性についてお話しいただき、参加者の皆さんと一緒に私たちに何ができるかを考えていきたいと思います。

【講師プロフィール】
内田良子(うちだ・りょうこ)
心理カウンセラー。子ども相談室「モモの部屋」主宰。
都内数か所の保健所、及び保健センターで心理相談員として乳幼児の子育て相談に携わる。元NHKラジオ「子どもの心相談」アドバイザー。不登校、子育て支援など全国で講演会を行う。著書に『子育てはなぞとき』『幼い子のくらしとこころQ&A』『登園しぶり登校しぶり』(ジャパンマシニスト社)


第2回 いま、地域でできること
~「フードバンク」の取り組みから学ぶ~

日時2016年11月12日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト:高橋実生さん(フードバンクかわさき)
参加費:1回1,000 円(お茶付き)、学生や経済的に事情のある方500 円
定員:25人
会場:スペースナナ( 横浜市青葉区あざみ野1-21-11)
TEL:045-482-6717
FAX:045-482-6712
Email:event@spacenana.com

企業や個人から食品や日用品を寄付してもらい、県内約200世帯に届ける活動を2013年からはじめたボランティア団体「フードバンクかわさき」。頻繁に届く「助けて!」のメールに応えて、食品を渡すだけではなく、見守りや生活相談なども行っている。県内での活動を拡充させるため、県内各地に拠点を置く構想でNPO法人「フードバンクかながわ」の設立をめざす代表の高橋実生さんに、活動を通してみえてきたものと今後の課題についてお話しいただきます。

*「フードバンク」とは、企業の製造工程で発生する規格外品などを引き取り、福祉施設等へ無料で提供する活動。アメリカでは40年以上の歴史がある。食品ロス(まだ食べられるのにもかかわらず廃棄されてしまう食品)削減の役割とともに、貧困にさらされている人たちの命綱の役割を担っている。

【講師プロフィール】
高橋実生(たかはし・みお)
2人の子どもを持つシングルマザー。自身のDVからの脱出をきっかけに、DVや虐待被害の当事者による支援グループ「ファースト・ステップ」を立ち上げる。活動を通して貧困問題への対応の必要性に迫られて2013年に「フードバンクかわさき」を設立。

地域で居場所をつくりたい方、支え手になりたい方、地域での連携を進めたい方、ぜひご参加ください。
*この講座は「パルシステム神奈川ゆめコープ 2015 年度市民活動応援プログラム」の助成を受けて実施します。
*提供された個人情報は、今回の事業実施のみに利用し、その他の目的で利用することはありません。

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9/19杉山春さん講演会 「SOSを出せる町~子どもの虐待、いじめ、ひきこもり」

スペースナナ『地域でゆるやかに支えあう場をつくろう』シリーズ
杉山春さん講演会
「SOSを出せる町~子どもの虐待、いじめ、ひきこもり」

一見豊かそうで問題がないように見える横浜市北部。でも、人と人のつながりは希薄で、虐待やDV、ひきこもりなど、家族の中で困っていることがあっても表に出しにくい地域と言われ、また、しつけや教育という名を借りた子どもへの<虐待>は学校でも家庭でも見過ごされがちになっています。
児童相談所や学校がいちはやく子どもからのSOSをキャッチしすぐに動ける態勢をつくることは急務ですが、それだけではなく、子どもも大人も<安心してSOSを出せる>地域をつくっていくことがいま求められているのではないでしょうか。
そこで、今回は子どもの虐待や、いじめ、ひきこもりなどのテーマを追い続けてきたルポラーターの杉山春さんからお話をお聞きし、いま私たちに何ができるのか、参加者のみなさんと一緒に考えたいと思います。

杉山春さん講師:杉山春さんプロフィール
雑誌記者を経て、ルポライター
子どもの虐待や育児放棄などのテーマを追い続け、「ネグレクト 育児放棄 真奈ちゃんはなぜ死んだか」(小学館)で第11回小学館ノンフィクション大賞を受賞。さらに2012年に大阪で二人の子どもが餓死させられた事件を取り上げ、表面的なマスコミ報道ではうかがい知れない掘り下げ方で「ルポ虐待――大阪二児置き去り死事件」(ちくま新書)を書き上げ、子どもの虐待問題の根底にあるものをあぶりだした。他に「移民還流」「満州女塾」(新潮社)など。

日時:2015年9月19日(土) 14:00〜16:00
会場:アートフォーラムあざみ野 2Fセミナールーム(アクセス
定員:60名
講師:杉山春さん(ルポライター)
参加費:1,000円学生・経済的事情のある方500円
保育:要予約
※問い合わせはアートフォーラムあざみ野子どもの部屋(Tel: 045-910-5724)※http://www.women.city.yokohama.jp/find-from-c/c-kita/kodomono_heya/

申込み・お問合せ
TEL 045-482-6717
FAX 045-482-6712

E-mail event@spacenana.com

主催:NPO法人スペースナナ
共催:男女共同参画センター横浜北
助成:横浜市青葉区社協 ふれあい助成金

チラシ表

チラシ裏

チラシ裏

2015/4/11(土)連続講座第5回「まじくるっておもしろい」高校図書館を就業支援カフェに~田奈高校「ぴっかりカフェ」の試みをヒントに地域の課題を話し合うワークショップのご報告

2015年4月11日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第5回の報告です。
(参加者15人、講師1人、スタッフ7人)

今回のタイトルは
「まじくるっておもしろい」。

石井正宏さんをゲストに迎え、高校図書館を就業支援カフェにしている横浜市青葉区の田奈高校「ぴっかりカフェ」の試みをヒントに地域の課題を話し合うワークショップを行いました。

連続講座最終回のゲストは、田奈高校の「ぴっかりカフェ」の仕掛け人、NPOパノラマの石井正宏さん。

生活困窮世帯など様々な困難を抱える生徒が多く在籍する田奈高校では、就職を希望しながら卒業時に就職先が決まっていない生徒が多いことから、2010年にキャリア支援センターを開設。そこに相談員として赴任したのが石井さん。

2000年から10年間、全国の引きこもりの若者を訪ね、ドア越しに関係を作って支援する仕事をしてきた石井さんは、このまま雨漏りをバケツで集めるようなことをやっていては追いつかない、高校在学中の支援こそ大切、とアルバイトとインターンを掛けあわせた「バイターン」を発案します。希望する生徒に企業を紹介し、3日間の職場体験「インターン」を実施するもので、その後生徒と企業は「アルバイト」の雇用契約を結び、アルバイト期間中も、企業・学校・コーディネーターが生徒の成長を見守り、卒業後の正規雇用への移行サポートを行う継続的な就労支援プロジェクトです。

 

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バイターンは神奈川県の「新しい公共支援事業」として実施され、全国から注目を集めましたが、2014年3月に助成金が打ち切られ、石井さんは運営資金の調達のためにNPO法人パノラマを設立し「ぴっかりカフェ」を始めます。

「ぴっかりカフェ」は毎週一回図書館で開催。音楽もあり飲み物やお菓子も無料で提供されるカエで、さりげない会話から生徒たちの不安や悩みに寄り添い、就労の悩みはバイターンにつなげていきます。「ぴっかりカフェ」のような、真水(高校)と海水(社会)の間の<汽水域>が必要、と石井さん。「図書室で歌を歌っていると生徒がのぞきに来る、その子が困った時に、「顔を知っているあの人」だったら来てくれる、人と人、顔と顔がつながらないと子どもたちは動かない…。

 

今回は連続講座の最終回なので、石井さんのお話のあと、参加者が5、6人のグループに分かれて、地域のどんな課題に取り組みたいかを話し合い、石井さんもそれぞれのテーブルをまわり、活発な論議に時間を忘れたひとときでした。

 

・パノラマfacebook  https://www.facebook.com/npopanorama
・有給職業体験プログラム・バイターン https://www.facebook.com/byturn.project

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
詳細はコチラ

2015/3/14(土)「お空に虹をかけるまで」およびポスター展のご報告

2015年3月14日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第4回の報告です。
(参加者21人、講師1人、スタッフ6人)

今回のタイトルは
「お空に虹をかけるまで~レイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティのサポート活動から」

連続講座第4回目の講師は、岡田実穂さん(レイプクライシス・ネットワーク代表、青森駅前のコミュニティカフェ&バー Osora ni Niji wo Kake Mashita共同オーナー)をお呼びしました。

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17歳の時にレイプクライシスネットワーク関西の存在を知り、被害者支援をしながら勉強会を始めた岡田さんは、3年後にアメリカで創設されたレイプクライシスネットワークに出会います。

子どもや障害者の支援団体などさまざまな団体が同じ建物のなかにあり、連携して性暴力被害者へのトータルな支援を行っているその団体の、ボランティアスタッフ向けの支援マニュアルの最初の頁にあったのは、「性暴力被害はあらゆる人が受ける可能性がある被害であり、年齢や性別は関係ない」ということ。女性に限らずLGBTの人たちを含むあらゆる性暴力被害を支援の対象にするということだった。

それなのに、日本の被害者支援は当たり前のように女性のみを対象とし、また、いろんな団体が支援マニュアルを作って支援しているが、支援者の心身を守るためにという項目がどんどん増えていき、当事者と乖離し上から目線になっていくことにもやもやした思いを抱くようになる。

okada3そんななかで青森出身のパートナーのお母さんが亡くなり、経営していたお店を片付けているうちに、ここを活動の拠点にしよう、支援者が少ないところで始めることに意味があるのでは、と青森に移ることを決意。

悩みの種類を選別しない相談の場。店に一、二回来て、それから相談があるんですと言い出すことが多い。生活の延長線上にある店という形態だからこそ来られる人がいる、当事者、被当事者という区分けをなくしたかった、という岡田さん。

隣のギャラリーに移動して、岡田さんに展示中のレイプクライシスポスター展の作品の案内をしてもらいました。

 

2013年に全国から公募して開催したら45作品が集まり、当事者の作品が予想を超えて多かったとのこと。<性暴力被害者が生きやすい社会にするため>のポスター展。

被害者が「なくなったほうがいい人」になってしまわないように、<被害をなくすため>とは言いたくなかった。被害者と一緒に生きている、ということを言いたかったという岡田さんの話を聞きながら、ひとつひとつのポスターのメッセージに思いをめぐらすひとときでした。

 

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
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2015/2/14(土) 「児童養護施設出身の子どもたちが 公平な機会を得てスタートするために」のご報告

2015年2月14日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第3回の報告です。
(参加者25人、講師1人+ゲスト1人、スタッフ9人)

今回のタイトルは
「児童養護施設出身の子どもたちが公平な機会を得てスタートするために」

永岡さん連続講座第3回目の講師は、(株)フェアスタート代表、NPO法人フェアスタートサポートの永岡鉄平さん。
永岡さんは児童養護施設のボランティア体験から、施設の子どもたちが高校卒業後すぐに退所しなければならず自立を迫られるために住み込みの仕事を選びやすいこと、そのために劣悪な環境に身を置くことも少なくなく、半数以上がワーキングプアになってしまう現実に衝撃を受けます。

養護施設出身の若者たちのもつ、集団生活で培われた協調性やコミュニケーション能力、アルバイト体験、働くことを当たり前に思い会社の規模にはこだわらないこと、苦労してきたからこそ備わった人間力などに注目した永岡さんは、リクルートで企業の採用支援や学生の就業支援をやっていた経験を生かし、人手不足で悩む中小企業とのマッチングをしながら就職のサポートを始めます。

 

社名の「フェアスタート」には生まれや育ちは関係なく、苦労してきた若者たちに公平なスタートの機会を保障するという思いが込められています。やっていくうちに入所中のキャリア教育、退所時の住居探し、退所後の仲間作りの支援など、出てきた課題に次々と取り組み、また全国レベルで解決する仕組みが必要と、優良中小企業が18歳で働く若者を支援する求人サイト「18スタート」の立ち上げも準備中。

 

フェアスタートの支援でIT関係の仕事を始めた中島希望さんも来てくれて、支援を受けてどうだったのか、仕事をやっていて楽しいし、こうありたいという自分のイメージが出てきたという話があり、フェアスタートにインターンとしてかかわっている大学生からの感想もあり、若い世代のさまざまな思いを聞けたことも収穫でした。

福祉の目線ではその子たちを心配するあまりその子たちの課題ばかり発信されてしまう結果になる、なので、せめて僕だけはポジティブなスタンスで発信していきたい、という指摘になるほどと思いました。

 

会場「かわいそう」だから支援するのではなく、働く意欲がある彼らの可能性を生かせないのは「もったいない」から支援するという永岡さんのスタンスは目からウロコ、ぜひ応援したいという感想が多く寄せられました。

 

 

 

【参加者のアンケートからコメントを一部紹介】

  • 「かわいそう」からではなく「もったいない」。それは構造的問題というお話、目からウロコでした。
  • 育った環境に関係なく、公平な機会を得ることは当然のことと思うが、現実はそうでないということを知り、永岡さんの会社は先駆的なことで、今後重要なことと思う。「もったいない」という視点は斬新でもっともと感じた。
  • 具体的で誠意のあるお話で、実情や永岡さんが実践されていることがよくわかりました。今回のキーワードは「発信する」「つながる」「つなげる」かな~。
  • 株式会社を設立した理由…世間の偏見に対することを打破するため、が印象に残った。
  • 仕事のミスマッチ、耳の痛い話でした。学校ではキャリア教育として進路希望調査ばかりしていますが、本音を引き出すのは難しいと感じます。
  • 中島さんが、仕事を通じて自分を高めていきたいと思う所にたどりついてイキイキと生きている姿を嬉しく思いました。
  • 「養護施設で育つこと=かわいそう」という見方が嫌だという話は脳天をガツンと打たれたような気もちになりました。
  • 昨年「ゆずりは」の説明を聞きましたがこのようなことを取り上げていて、地域交流を進めていることに感銘。
  • 今の時代、ほとんどの人が携帯、スマホ、身なりはきちんとしている。誰が「貧困?」。しかし今回、第1回からの講座を続けて聞いて、子どもの貧困の深刻さを知りました。

 

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
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4月11日(土)<高校図書室を就業支援カフェに> ~田奈高校「ぴっかりカフェ」の試みをヒントに、地域の課題を話し合うワークショップ

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3
【第5回】まじくるって面白い~困りごとワークショップ

<高校図書室を就業支援カフェに>
~田奈高校「ぴっかりカフェ」の試みをヒントに、地域の課題を話し合うワーク
ショップ

2014年12月、横浜市青葉区の田奈高校に週一回図書室を開放し在校生や卒業生の居場所とする「ぴっかりカフェ」がオープン。

飲み物が無料で提供され、お弁当も持ち込み可のカフエは、「NPO法人パノラマ」と田奈高校の協働で、さりげない会話から生徒たちの不安や悩みに寄り添いつつ、就労支援につなぐ場として機能しています。

田奈高校では、就職を希望しながら卒業時に就職先が決まっていない生徒が多いことからキャリア支援センターを開設。そこに相談員として赴任した石井さんは、在学中の支援こそ必要と、アルバイトとインターンを掛け合わせた「バイターン」を発案します。

3日間の「インターン」期間を設け地元の企業と生徒とのマッチングをし、双方が希望すれば「アルバイト」の雇用契約を結び、卒業後の正規雇用への移行サポートをめざす継続的な就労支援プロジェクトで、神奈川県の「新しい公共支援事業」として実施され、全国から注目を集めましたが、2014年3月に助成金が打
ち切られ、石井さんは運営資金の調達のためにNPO法人パノラマを設立し「ぴっかりカフェ」を始めます。

今回は連続講座の最終回なので、石井さんに、在校生や卒業生の居場所&気軽に相談できる場所&就業支援と、多様な広がりを見せる「ぴっかりカフェ」の可能性についてお聞きしたあと、参加者が地域のどんな課題に取り組みたいかを話し合い、何かを始めようとしている人を応援する場にもしていきたいと思っています。

NPO法人パノラマのFBページ
https://www.facebook.com/npopanorama

■ゲスト: 石井正宏さん
     (株)シェアするココロ代表取締役・NPO法人パノラマ理事長

■日時: 2015年4月11日(土) 14時~16時

■会場:スペースナナ(横浜市青葉区あざみ野1-21-11)
■定員:25名
■参加費:1回1,000円 (学生、経済的事情のある方500円)
■主催: NPO法人 スペースナナ

3月13日地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3と「レイプクライシス・ポスター展(3/13〜)」

第4回お空に虹をかけるまで
   ~レイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティのサポート活動から

 

大阪・東京でレイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティの支援活動を続けてきた岡田さんは、何かあったときに気軽に立ち寄れ、助けになれる場所、いろいろな困難を抱えた人たちが、それぞれに生きていける場所をつくりたいと、青森に拠点を移し、2014年4月にコミュニティカフェ&バー「Osora ni Niji wo Kake Mashita」をオープンしました。
予約なしに相談ができる場所が、「ただ、町の中に、ある」ということの大切さを実感しているという岡田さんに、1年たってみえてきた活動の広がりや手ごたえ、これからの課題などについてお話を伺いたいと思います。
●日時 :3月14日(土)14:00~16:00
●ゲスト:岡田実穂さん(RC-NET代表、青森駅前のコミュニティカフェ&バー Osora ni Niji wo Kake Mashita共同オーナー)
RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) とは……
RC-NETでは、全てのレイプサバイバーのために、そして私たち自身のために、団体や組織の垣根をこえて、必要な情報を提供し、社会一般に対して、レイプ・性犯罪に対する知識・意識の向上を図るためのアピールをしています。
Osora ni Niji wo Kake Mashita
 2014年4月26日にオープンしたコミュニティカフェ&バー。青森駅から徒歩2分。戦後闇市の時代からある駅前銀座という飲屋街にある。
●参加費:1回1,000円(学生、経済的事情のある方は500円)
●会 場:スペースナナ
●お問合せ・お申し込み
TEL:045-482-6717(月・火定休)(営業時間:水~日11時から18時迄)
FAX:045-482-6712
Eメール:event@spacenana.com

 

性暴力サバイバーにとって生きやすい社会を
   「レイプクライシス・ポスター展」想いは、きっと伝わる。(RC-NET)

3月13日(金)〜22日(日)@スペースナナ
※3月16日(月)、17日(火)は休廊です。ご注意ください。

3月14日(土)の岡田実穂さんの講座にあわせて、岡田さんが代表をつとめる「レイプクライシス・ネットワーク」が、2013年6月に「性暴力サバイバーにとって生きやすい社会を」というテーマで全国から公募したポスターのうち、25作品を展示します。
サバイバー、サポーター、性暴力被害当事者から送られてきた、それぞれのメッセージ、それぞれの体験、さまざまな想いがつまった作品たちです。
ぜひ、スペースナナでの展示を見に来てください。

 

第一回レイプクライシス・ポスター展 オープニング動画

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)

2014年度 コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座
地域でゆるやかに支えあう場をつくろう Part3

roukin_banner.jpg年齢、性別、国籍、障がいのあるなしに関わらず、誰もが安心して立ち寄れ、交流し、元気になれる場を地域につくりたいと、コミュニティカフェ「スペースナナ」をオープンして4年近くたちました。
社会や暮らし、地域をよくしたいと思っている人たちが出会い、地域でゆるやかに支えあう仕組みを作りたいと、一昨年、昨年と5回ずつの連続講座を開いてきました。

今年度は特に社会的に排除されがちな、生きがたさを抱えた若者たちと一緒になって、さまざまな課題に取り組んでいる当事者と支援者の方々をお呼びして4回の講座とワークショップを企画しました。
ぜひご参加ください。

参加費 :1回1,000円(学生、経済的事情のある方は500円)
※5回前納4,000円

定員  : 15人
単発での参加も可能です。
地域で居場所をつくりたい方、支え手になりたい方、地域での連携を進めたい方、ぜひご参加ください。
会場 :スペースナナ
お問合せ・お申込みは、NPO法人 スペースナナまで↓
tel:045-482-6717 fax:045-482-6712
E-mail:event@spacenana.com

チラシはコチラ(表)※pdfファイル
チラシはコチラ(裏)※pdfファイル

2012年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2013年度の連続講座の内容と報告はコチラ


※第1回は終了しました
【第1回】
生活保護で育つ、まもられる
~等身大の姿を発信する雑誌「はるまち」の挑戦

レポートはこちら

日時 :2014年1011日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト栗林知絵子さん(「はるまち」編集部、NPO法人豊島子どもWAKUWAKU ネットワーク理事長)一緒に活動する高校生
会場 :スペースナナ

harumachi.jpg生活保護がマスコミで話題になるときには不正受給問題などが多く、身近に生活保護を利用している人を知らないため、断片的なニュースで理解したような気になりがちです。生活保護利用者が名前を出しその素顔が紹介されている雑誌「はるまち」は、等身大の生活保護について知らせるために創刊されました。

「はるまち」応援団の栗林さんは、生活保護が大切な社会保障制度であり、だれもが利用できる制度だということを伝えたいと言います。約213万人の生活保護受給者のうち約25万人が子どもたちです。実際に生活保護を利用し自立に向かって成長している高校生の話を伺います。

豊島子どもWAKUWAKUネットワーク ホームページ
http://toshimawakuwaku.com/
「はるまち」Facebook
https://www.facebook.com/pages/はるまち/183949208427575

参考記事
あさイチ「気づいてますか?子どもの貧困」
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2014/04/28/01.html(テキスト)
http://youtu.be/5kHX2AMa6VU?t=23m48s (YOUTUBE)


※第2回は終了しました
【第2回】
「難民高校生」への支援
~若者が夢や希望を持てる社会をめざして

レポートはこちら

日時 :2014年118日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト仁藤夢乃さん(一般社団法人Colabo 代表理事)
会場 :スペースナナ

仁藤さんは家庭にも学校にも居場所をなくして絶望し、渋谷を彷徨していた高校生の頃の体験から、「女子高校生サポートセンターColabo」を立ち上げ、かつての自分のような「難民高校生」への支援をはじめます。

巡回相談、食事や宿泊の提供、ライフスキル獲得の支援などを通して、彼女たちが性的搾取、違法労働、貧困などに陥るのを防ぎ、自立に向けた再出発の機会をつくり、少女たちとともに社会の担い手になり、分断されがちな大人と青少年の架け橋となることを願う仁藤さんに、「難民高校生」への支援の現状と、これからの活動への思いを語っていただきます。

Colabo ホームページ
http://www.colabo-official.net/

参考記事
ガジェット通信「出会いを創造にし、社会を活性化させる」
―『Colabo』代表・仁藤夢乃さんの挑戦
http://getnews.jp/archives/131096


※第3回は終了しました
【第3回】
児童養護施設出身の子どもたちが
公平な機会を得てスタートするために

レポートはこちら

日時 :2015年214日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト永岡鉄平さん((株)フェアスタート、NPO 法人フェアスタートサポート代表)、
利用者の若者
会場 :スペースナナ

el.jpg永岡さんは児童養護施設でのボランティア体験から、施設の子どもたちが高校卒業後退所し自立を迫られるために住み込みの仕事を選びやすく、結果的に劣悪な就労環境に身をおくことになり、半数以上がワーキングプアになってしまう現実に衝撃を受けます。
その一方で、施設の子どもたちの潜在的な能力に注目し、「フェアスタート」を立ち上げて、企業とのマッチングをしながら児童養護施設の子どもたちの就職活動、退所後までを含めた一貫したサポートをはじめました。

すべての子どもたちに公平なスタートの機会を保障するために私たちに何ができるのか、「フェアスタート」の、社会的な課題を解決するビジネスモデルとしての可能性などについてお聞きしたいと思います。

フェアスタート ホームページ
http://fair-start.co.jp/

参考記事
「ヨコハマNOW」次代を担う子供達に公平な機会を創り出す活動を通じて新しい日本を創りたい。
生粋の濱っ子で若手起業家No.1 「フェアスタート」永岡鉄平さん
http://yokohama-now.jp/home/?p=4508


※第4回は終了しました
【第4回】
お空に虹をかけるまで
~レイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティの
サポート活動から

レポートはこちら

日時 :2015年314日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト岡田実穂さん(レイプクライシス・ネットワーク代表、青森駅前のコミュニティカフェ&バー Osora ni Niji wo Kake Mashita共同オーナー)
会場 :スペースナナ

osora.jpg大阪・東京でレイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティの支援活動を続けてきた岡田さんは、何かあったときに気軽に立ち寄れ、助けになれる場所、いろいろな困難を抱えた人たちが、それぞれに生きていける場所をつくりたいと、青森に拠点を移し、2014年4月にコミュニティカフェ&バー「Osora ni Niji wo Kake Mashita」をオープンしました。

予約なしに相談ができる場所が、「ただ、町の中に、ある」ということの大切さを実感しているという岡田さんに、1年たってみえてきた活動の広がりや手ごたえ、これからの課題などについてお話を伺いたいと思います。

rcn-logo.jpgrc-net ホームページ
http://rc-net.info/
Osora ni Niji wo Kake Mashita フェイスブック
https://www.facebook.com/soranijiaomori


※第5回は終了しました
【第5回】
まじくるって面白い
~困りごとワークショップ

レポートはこちら

日時 :2015年411日(土)14:00 ~ 16:00
会場 :スペースナナ

これまでの講座の感想の分かち合いをした後で、「困りごとワークショップ」を実施し、それぞれ地域でどのような課題の解決をしたいと思っているかを出しあい、なにかを始めようとしている人を応援する場にしていきたいと思います。

∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∵‥∴‥∴‥∵‥
主催:NPO法人 スペースナナ

世代を超え性別、国籍、障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して立ち寄れ、出会い、交流し、元気になれる場を地域につくりたいと、商店街空き店舗事業の支援を受け、2010年12月にスタートしました。教育や福祉、子育てなどをテーマに地域で活動してきた20人あまりのメンバーが、それぞれの得意分野を活かして運営しています。
2012年12月NPO法人格を取得しました。
もっともっと仲間を求めています。

この連続講座は「2014年中央ろうきん助成プログラム」の助成を受けて実施します。

2014/11/8(土)連続講座第2回「”難民高校生”への支援~若者が夢や希望を持てる社会をめざして」のご報告

2014年11月8日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第2回の報告です。

(参加者35人、講師1人+colaboスタッフ3人、ナナスタッフ7人)

今回のタイトルは
「”難民高校生”への支援~若者が夢や希望を持てる社会をめざして」。

連続講座第2回目は、10代の困っている少女たちを支援をする「女子高校生サポートセンターColabo」の仁藤夢乃さんに、「JK(女子高生)ビジネス」という言葉が生まれるなど少女を食い物にする大人たちが後を絶たない現状と、少女たちの支援活動への思いをお聞きした。

仁藤夢乃さん

仁藤さんは1989年生まれの24歳。「平成元年」生まれも、今どきの女子高生からしたら「え〜イチ?!」と驚かれるほど年上だと笑う。

自身も高校生の頃、家庭にも学校にも居場所をなくして絶望し、渋谷を彷徨していたという仁藤さん。メイドカフェで働いたこともある。
そのしんどさや危険を知っているからこそ、今、渋谷や秋葉原など夜の街を歩いて、帰れない、いろんな事情がある女の子たちに「何かあったら連絡して」と
声をかけている。

ブログやツイッターから、「援助交際がやめられない」「リストカットがやめられない」「食べていない」「寂しい」「死にたい」「誰か助けてほしい」という相談がよく届く。そこからつながって、相談にのったり、一緒に食事をしたり、支援機関につないだりしている。

「渋谷をさまよう女子高生に声をかけてくる大人は、援交おじさんとスカウトの男性のどちらかだけ。だから女の子たちは自分にはそういう価値や選択肢しかないと思ったり、性の対象としてでも”必要としてくれる”のをうれしいと思ってしまい、危険なところに足を踏み入れていくんです」と仁藤さん。

今、街で女の子に声をかけると、「声をかけてくれてありがとう」「気づいてくれてありがとう」と言って泣かれたり、「女の人と話したの3週間ぶり」と言われたりする。

おじさんたちは困ってる女の子たちをみつけるのがすごく上手で、「おなかすいてない?」「帰るところある?」なんて誘う。だから、子どもたちを守りたい側の大人が、「おなかすいてない?」なんて言って手作りのおにぎりなんか配って回るような社会にしたい。今、町で子どもに声をかけるのが、「子どもを利用する」大人しかいないという現状を何とかしたくて活動しているんです、と仁藤さんは言う。

両親が離婚し、通っていた私立高校は、教師との折り合いが悪く、2年の夏で中退した。
その後、高卒認定試験のために通った予備校のプログラムのひとつ「農園ゼミ」を主宰する阿蘇敏文さんとの出会いが仁藤氏さんの転機となった。

NHK「ハートネットTV」の中で、俳優の風間俊介さんが言ってくれた「健やかすぎては救えない」という名言のように、毎週土曜日の「農園ゼミ」はちょっとタバコが吸えたり、麻雀台があったりして”健やか”だけではなかった。
「阿蘇さんは私をありのまま、いびつなまま受け止めてくれた。一緒に行動し、一緒に怒り、笑い、喜んでくれた。農園にいるといろんな人と出会え、それまではひとくくりに冷たい視線を向けられていると思っていたおばちゃんたちと顔の見える関係になって、”あなたは大丈夫よ”と言ってもらえるとすごく自信になった。今関わっている女の子たちも、自分のことをあきらめている子がすごく多い。それは、その前に、”自分は大人にあきらめられている”と思っているから。だからまず大人たちから、彼らの可能性を信じ直して、言葉でも態度でもいっぱい伝え続けることが必要」と。

やりたいことや夢がなくて、勉強にも身が入らない時に、阿蘇さんに相談して訪れたフィリピン。そこで日本人男性相手の風俗店の女の子たちと出会い、「え、なんで、渋谷と同じことがここでも起きているの?」とショックを受け、それがきっかけで、勉強しなければと思い大学に進学したという。

今、女子高生をウリにする「JKビバネス」で働く女の子たちは、3つの層に分けられるという。
1つ目は、
家族に渡すお金や学費を必要とする「貧困層」。

2つ目は、
経済的には困窮していないけれど、家族や学校での関係に不安や特別な事情を抱えている「不安定層」。たとえば、いじめがきっかけで不安障害と診断をされていて、シフト性のバイトをやろうとしてもお腹が痛くなったりして行けない。JKビジネスだと自由出勤で好きな時に来て帰っていいよと書いてあるから、私にもできる仕事だと思って、社会に出るためのリハビリみたいなつもりで入っていく女の子もいる。

3つ目が、
学校での成績もよくて、家庭環境もOKで周りから見ても問題が無さそうな「生活安定層」。

「貧困層」と「不安定層」の子は、街でスカウトされることが多いが、3番目の何の問題もないように見える子は自分で求人情報を見つけて入ってくる子が多い。今は3分の1くらいいるという。

JKビジネスがこうした問題がなさそうな子たちにまで浸透していることに衝撃を覚えたという仁藤さん。自身も10代の頃にメイドカフェで働いたことがあるが、

当時はあくまで「訳あり」の子が働いていた場所だった。

広がりの背景にはスマホの普及、子どもたちが使うSNSとかツイッターとかLINE(ライン)の影響がある。そこには広告がいっぱい出ていて、「タレントデビューのチャンス!」「読者モデルも在籍」という誘い文句まで。全国のJKビジネスの求人情報が掲載されたホームページを見て、何をする「バイト」なのか知らないまま入る子が多くいる、という。

秋葉原

秋葉原(スライド)

「裏社会のやりかたはうまい。ハッピーでウェルカムな感じを醸し出し、スカウトには若い人を使う。優しく声をかけ、店に入った後も、少女たちの話を聞き、褒めたり、しかったり、励ましたり、時には勉強をみたり、家出した少女に部屋を提供する店もある。時々現れるオーナーは、がんばっているね、と少女たちの自尊心をくすぐるような声かけをする。彼らは『衣食住』と『関係性』を提供して巧みに少女たちを裏社会に引き入れている」と仁藤さん。

 

人と人とが生身でかかわる機会が減ってきていて、大人たちも含め<関係の貧困>が連鎖している今、だからこそ「顔の見える関係」が大事、あきらめずに声をかけ続けてくれる大人が必要とされている。

「援交おじさんたちは、うざい、キモい、臭い、と女の子たちから言われてもめげません! 私たちもそれくらい本気で彼女たちにかかわっていかないといけない」という仁藤さんの言葉に、うーん確かにと思ったり、支援する側の課題、若い人への関わり方のヒントをもらった2時間でした。

 

 

 

 

【参加者のアンケートからコメントを一部紹介】

  • 友だちが援交していて、何ができるのかわからず、夢乃さんの話を聞きに来ました(10代)
  • 友人が夜のバイトをしていて、私自身、誘われた経験があります。日本というか、社会って怖い、受け入れたくない現実でしたが、とても心に響きました(20代)。
  • 自分の経験をオープンに話すことはとても力を使うと思いますが、非常にインパクトがあり、少女たちの力になりたいという想いが伝わってきました(20代)。
  • 街で公然と買春が行われていることを知り、「意識」して見ないと見えない、見えてこないのだなと痛感した。お話を聞いて、これから見える風景が変わるように思う(30代)。
  • 印象的な言葉。信じられる大人、可能性を信じる大人、顔の見える関係、当たり前の日常の支援、めげない(30代)。

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
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2014/10/11(土)連続講座第1回「生活保護で育つ、まもられる」のご報告

2014年10月11日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第1回の報告です。
(参加者23人、講師1人+ゲスト1人、スタッフ10人)

今回のタイトルは
「生活保護で育つ、まもられる~等身大の姿を発信する雑誌「はるまち」の挑戦」。

連続講座第1回目の講師は、地域で子どもの貧困問題に取り組む先進事例として注目されているNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」の栗林知絵子さんをお呼びしました。

「子どもの貧困は見えにくい」と語る栗林さんは、自他共に認める「おせっかいおばさん」。

目の前で困っている地域の子を助けることから生まれた「おせっかいさん」のつながりが、「NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」設立につながりました。この日、栗林さんは子どもの貧困問題にかかわるきっかけになった息子さんの幼稚園の同級生「はーちゃん」と2人でスペースナナにきてくださいました。

栗林さん

「NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」のきっかけになった中3のケンイチくんへの支援も、夏休み、偶然コンビニの前で会った時に、「高校に行けないかもしれない」というのを「じゃあうちで勉強する?」と誘ったことがきっかけでした。

掛け算以降の計算がわからなくなっていた彼の勉強をみながら、約束を守る、一緒にご飯を食べるなどの暮らしのサポートをしつつ伴走した栗林さんは、高校進学は彼の貧困の連鎖を断ち切る大切なポイントだと考え、ケンイチくんのお母さんに東京都の『チャレンジ支援』(高校に合格すれば塾代20万円が償還免除)への申請を依頼しました。

 

そこで保証人になってくれる人がいないと聞いて、「それはしょうがないよね」とは言えなくて、保証人になった栗林さん。

しかし、ケンイチくんが受験で失敗したら20万円返せるのか不安になって、地域の友人に相談したところ、その友人は「地域の子どものことだから、地域の問題だから、地域のいろんな人に伝えて、みんなでその子をサポートしようよ」と言ってくれたので、1人1,000円のカンパを募り、ひと月で12万円と100人のサポーターが生まれました。

1日500円のお金をもらってコンビニのお弁当を1人で食べていたケンイチくんが掛け算を勉強をして「2割引き」の意味を学び、2割引きの弁当を買うようになったという話を聞いて、ある人が、自分は勉強のサポートはできないけど、みんなで食べることだったら協力できるかもしれないとつぶやいたことから、誰でも、子どもだけで来ても、ご飯が食べられる場所をつくったらいいんじゃないかと始まったのが「子ども食堂」です。

「子ども食堂」では、地域の子連れのママたちも大歓迎。なぜなら、貧困問題を知らなかった地域のママたちが、一緒にご飯を食べることで現状を知り、地域のアンテナとなって、ちょっと気になる子を「子ども食堂」に誘ってきてくれたりする。それが貧困の問題を地域で減らす解決策だから。

栗林-子ども食堂-和室

今回栗林さんと一緒に来てくれて、小さい頃の気持ちをつぶさに語ってくれた「はーちゃん」。
周りの人たちに助けられたことが多くて、それでいまの私がある、と語りながら、でも欲を言えば夜一人じゃない環境があったらよかったなという彼女の言葉に胸打たれました。

栗林さん葉月さん

WAKUWAKUネットワークでは、「ひとり親家庭が安心して子どもを預けられる場所があったら」というニーズに応えて、夕方から一緒にご飯食べて、宿題して、お風呂に入って親御さんが来るまで一緒にいる「夜の児童館」を、地域のお寺で11月からスタートしたとのこと。

栗林-はるまち5号「生活保護は大事な制度。それを利用するからこそ、子どもたちが将来、納税者になれるような教育を受けたり、安定した暮らしができる。だとしたら、その生活保護を制度として利用していいものなんだと、周りの私たちが理解していくきっかけになる雑誌をつくろうと『はるまち』をつくりました」と栗林さん。

「支えられることによって、自分は居てもいいんだと思えて、顔を出して自分の現実を話せる。自分を肯定できるようになる。こういう子たちが世の中を変えていってほしい。当事者の人が自分のことをちゃんと伝えられる、それを聞いてくれる人がいる、ちゃんと耳を傾けてくれるような社会になるといいと思います。そこに子どもがいる限り、できることをできる人がやるということが大事だと思います」という栗林さんのメッセージを会場のみんなで共有した2時間でした。

会場

【参加者のアンケートからコメントを一部紹介】

    • 人と人を子ども(弱い立場にある)がつないでいることに希望を感じました。
    • 目の前の「困っている子」を助けたい、心が動いて、学びの場、学習の場、食事の場と活動の幅をひろげていてすばらしいです。栗林さん自身も「困ってる」というメッセージを発すると、次々応援の人のつながりが生まれてくる、というのがとてもよかったです。この「困っている!」「助けて!」というメッセージを発する練習が、人には必要ですね。
    • 自分にも何かできるのでは、という元気をもらいました。

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
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