カテゴリー別アーカイブ: スペースナナの連続講座

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)

2014年度 コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座
地域でゆるやかに支えあう場をつくろう Part3

roukin_banner.jpg年齢、性別、国籍、障がいのあるなしに関わらず、誰もが安心して立ち寄れ、交流し、元気になれる場を地域につくりたいと、コミュニティカフェ「スペースナナ」をオープンして4年近くたちました。
社会や暮らし、地域をよくしたいと思っている人たちが出会い、地域でゆるやかに支えあう仕組みを作りたいと、一昨年、昨年と5回ずつの連続講座を開いてきました。

今年度は特に社会的に排除されがちな、生きがたさを抱えた若者たちと一緒になって、さまざまな課題に取り組んでいる当事者と支援者の方々をお呼びして4回の講座とワークショップを企画しました。
ぜひご参加ください。

参加費 :1回1,000円(学生、経済的事情のある方は500円)
※5回前納4,000円

定員  : 15人
単発での参加も可能です。
地域で居場所をつくりたい方、支え手になりたい方、地域での連携を進めたい方、ぜひご参加ください。
会場 :スペースナナ
お問合せ・お申込みは、NPO法人 スペースナナまで↓
tel:045-482-6717 fax:045-482-6712
E-mail:event@spacenana.com

チラシはコチラ(表)※pdfファイル
チラシはコチラ(裏)※pdfファイル

2012年度の連続講座の内容と報告はコチラ
2013年度の連続講座の内容と報告はコチラ


※第1回は終了しました
【第1回】
生活保護で育つ、まもられる
~等身大の姿を発信する雑誌「はるまち」の挑戦

レポートはこちら

日時 :2014年1011日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト栗林知絵子さん(「はるまち」編集部、NPO法人豊島子どもWAKUWAKU ネットワーク理事長)一緒に活動する高校生
会場 :スペースナナ

harumachi.jpg生活保護がマスコミで話題になるときには不正受給問題などが多く、身近に生活保護を利用している人を知らないため、断片的なニュースで理解したような気になりがちです。生活保護利用者が名前を出しその素顔が紹介されている雑誌「はるまち」は、等身大の生活保護について知らせるために創刊されました。

「はるまち」応援団の栗林さんは、生活保護が大切な社会保障制度であり、だれもが利用できる制度だということを伝えたいと言います。約213万人の生活保護受給者のうち約25万人が子どもたちです。実際に生活保護を利用し自立に向かって成長している高校生の話を伺います。

豊島子どもWAKUWAKUネットワーク ホームページ
http://toshimawakuwaku.com/
「はるまち」Facebook
https://www.facebook.com/pages/はるまち/183949208427575

参考記事
あさイチ「気づいてますか?子どもの貧困」
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/2014/04/28/01.html(テキスト)
http://youtu.be/5kHX2AMa6VU?t=23m48s (YOUTUBE)


※第2回は終了しました
【第2回】
「難民高校生」への支援
~若者が夢や希望を持てる社会をめざして

レポートはこちら

日時 :2014年118日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト仁藤夢乃さん(一般社団法人Colabo 代表理事)
会場 :スペースナナ

仁藤さんは家庭にも学校にも居場所をなくして絶望し、渋谷を彷徨していた高校生の頃の体験から、「女子高校生サポートセンターColabo」を立ち上げ、かつての自分のような「難民高校生」への支援をはじめます。

巡回相談、食事や宿泊の提供、ライフスキル獲得の支援などを通して、彼女たちが性的搾取、違法労働、貧困などに陥るのを防ぎ、自立に向けた再出発の機会をつくり、少女たちとともに社会の担い手になり、分断されがちな大人と青少年の架け橋となることを願う仁藤さんに、「難民高校生」への支援の現状と、これからの活動への思いを語っていただきます。

Colabo ホームページ
http://www.colabo-official.net/

参考記事
ガジェット通信「出会いを創造にし、社会を活性化させる」
―『Colabo』代表・仁藤夢乃さんの挑戦
http://getnews.jp/archives/131096


※第3回は終了しました
【第3回】
児童養護施設出身の子どもたちが
公平な機会を得てスタートするために

レポートはこちら

日時 :2015年214日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト永岡鉄平さん((株)フェアスタート、NPO 法人フェアスタートサポート代表)、
利用者の若者
会場 :スペースナナ

el.jpg永岡さんは児童養護施設でのボランティア体験から、施設の子どもたちが高校卒業後退所し自立を迫られるために住み込みの仕事を選びやすく、結果的に劣悪な就労環境に身をおくことになり、半数以上がワーキングプアになってしまう現実に衝撃を受けます。
その一方で、施設の子どもたちの潜在的な能力に注目し、「フェアスタート」を立ち上げて、企業とのマッチングをしながら児童養護施設の子どもたちの就職活動、退所後までを含めた一貫したサポートをはじめました。

すべての子どもたちに公平なスタートの機会を保障するために私たちに何ができるのか、「フェアスタート」の、社会的な課題を解決するビジネスモデルとしての可能性などについてお聞きしたいと思います。

フェアスタート ホームページ
http://fair-start.co.jp/

参考記事
「ヨコハマNOW」次代を担う子供達に公平な機会を創り出す活動を通じて新しい日本を創りたい。
生粋の濱っ子で若手起業家No.1 「フェアスタート」永岡鉄平さん
http://yokohama-now.jp/home/?p=4508


※第4回は終了しました
【第4回】
お空に虹をかけるまで
~レイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティの
サポート活動から

レポートはこちら

日時 :2015年314日(土)14:00 ~ 16:00
ゲスト岡田実穂さん(レイプクライシス・ネットワーク代表、青森駅前のコミュニティカフェ&バー Osora ni Niji wo Kake Mashita共同オーナー)
会場 :スペースナナ

osora.jpg大阪・東京でレイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティの支援活動を続けてきた岡田さんは、何かあったときに気軽に立ち寄れ、助けになれる場所、いろいろな困難を抱えた人たちが、それぞれに生きていける場所をつくりたいと、青森に拠点を移し、2014年4月にコミュニティカフェ&バー「Osora ni Niji wo Kake Mashita」をオープンしました。

予約なしに相談ができる場所が、「ただ、町の中に、ある」ということの大切さを実感しているという岡田さんに、1年たってみえてきた活動の広がりや手ごたえ、これからの課題などについてお話を伺いたいと思います。

rcn-logo.jpgrc-net ホームページ
http://rc-net.info/
Osora ni Niji wo Kake Mashita フェイスブック
https://www.facebook.com/soranijiaomori


※第5回は終了しました
【第5回】
まじくるって面白い
~困りごとワークショップ

レポートはこちら

日時 :2015年411日(土)14:00 ~ 16:00
会場 :スペースナナ

これまでの講座の感想の分かち合いをした後で、「困りごとワークショップ」を実施し、それぞれ地域でどのような課題の解決をしたいと思っているかを出しあい、なにかを始めようとしている人を応援する場にしていきたいと思います。

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主催:NPO法人 スペースナナ

世代を超え性別、国籍、障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して立ち寄れ、出会い、交流し、元気になれる場を地域につくりたいと、商店街空き店舗事業の支援を受け、2010年12月にスタートしました。教育や福祉、子育てなどをテーマに地域で活動してきた20人あまりのメンバーが、それぞれの得意分野を活かして運営しています。
2012年12月NPO法人格を取得しました。
もっともっと仲間を求めています。

この連続講座は「2014年中央ろうきん助成プログラム」の助成を受けて実施します。

2014/11/8(土)連続講座第2回「”難民高校生”への支援~若者が夢や希望を持てる社会をめざして」のご報告

2014年11月8日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第2回の報告です。

(参加者35人、講師1人+colaboスタッフ3人、ナナスタッフ7人)

今回のタイトルは
「”難民高校生”への支援~若者が夢や希望を持てる社会をめざして」。

連続講座第2回目は、10代の困っている少女たちを支援をする「女子高校生サポートセンターColabo」の仁藤夢乃さんに、「JK(女子高生)ビジネス」という言葉が生まれるなど少女を食い物にする大人たちが後を絶たない現状と、少女たちの支援活動への思いをお聞きした。

仁藤夢乃さん

仁藤さんは1989年生まれの24歳。「平成元年」生まれも、今どきの女子高生からしたら「え〜イチ?!」と驚かれるほど年上だと笑う。

自身も高校生の頃、家庭にも学校にも居場所をなくして絶望し、渋谷を彷徨していたという仁藤さん。メイドカフェで働いたこともある。
そのしんどさや危険を知っているからこそ、今、渋谷や秋葉原など夜の街を歩いて、帰れない、いろんな事情がある女の子たちに「何かあったら連絡して」と
声をかけている。

ブログやツイッターから、「援助交際がやめられない」「リストカットがやめられない」「食べていない」「寂しい」「死にたい」「誰か助けてほしい」という相談がよく届く。そこからつながって、相談にのったり、一緒に食事をしたり、支援機関につないだりしている。

「渋谷をさまよう女子高生に声をかけてくる大人は、援交おじさんとスカウトの男性のどちらかだけ。だから女の子たちは自分にはそういう価値や選択肢しかないと思ったり、性の対象としてでも”必要としてくれる”のをうれしいと思ってしまい、危険なところに足を踏み入れていくんです」と仁藤さん。

今、街で女の子に声をかけると、「声をかけてくれてありがとう」「気づいてくれてありがとう」と言って泣かれたり、「女の人と話したの3週間ぶり」と言われたりする。

おじさんたちは困ってる女の子たちをみつけるのがすごく上手で、「おなかすいてない?」「帰るところある?」なんて誘う。だから、子どもたちを守りたい側の大人が、「おなかすいてない?」なんて言って手作りのおにぎりなんか配って回るような社会にしたい。今、町で子どもに声をかけるのが、「子どもを利用する」大人しかいないという現状を何とかしたくて活動しているんです、と仁藤さんは言う。

両親が離婚し、通っていた私立高校は、教師との折り合いが悪く、2年の夏で中退した。
その後、高卒認定試験のために通った予備校のプログラムのひとつ「農園ゼミ」を主宰する阿蘇敏文さんとの出会いが仁藤氏さんの転機となった。

NHK「ハートネットTV」の中で、俳優の風間俊介さんが言ってくれた「健やかすぎては救えない」という名言のように、毎週土曜日の「農園ゼミ」はちょっとタバコが吸えたり、麻雀台があったりして”健やか”だけではなかった。
「阿蘇さんは私をありのまま、いびつなまま受け止めてくれた。一緒に行動し、一緒に怒り、笑い、喜んでくれた。農園にいるといろんな人と出会え、それまではひとくくりに冷たい視線を向けられていると思っていたおばちゃんたちと顔の見える関係になって、”あなたは大丈夫よ”と言ってもらえるとすごく自信になった。今関わっている女の子たちも、自分のことをあきらめている子がすごく多い。それは、その前に、”自分は大人にあきらめられている”と思っているから。だからまず大人たちから、彼らの可能性を信じ直して、言葉でも態度でもいっぱい伝え続けることが必要」と。

やりたいことや夢がなくて、勉強にも身が入らない時に、阿蘇さんに相談して訪れたフィリピン。そこで日本人男性相手の風俗店の女の子たちと出会い、「え、なんで、渋谷と同じことがここでも起きているの?」とショックを受け、それがきっかけで、勉強しなければと思い大学に進学したという。

今、女子高生をウリにする「JKビバネス」で働く女の子たちは、3つの層に分けられるという。
1つ目は、
家族に渡すお金や学費を必要とする「貧困層」。

2つ目は、
経済的には困窮していないけれど、家族や学校での関係に不安や特別な事情を抱えている「不安定層」。たとえば、いじめがきっかけで不安障害と診断をされていて、シフト性のバイトをやろうとしてもお腹が痛くなったりして行けない。JKビジネスだと自由出勤で好きな時に来て帰っていいよと書いてあるから、私にもできる仕事だと思って、社会に出るためのリハビリみたいなつもりで入っていく女の子もいる。

3つ目が、
学校での成績もよくて、家庭環境もOKで周りから見ても問題が無さそうな「生活安定層」。

「貧困層」と「不安定層」の子は、街でスカウトされることが多いが、3番目の何の問題もないように見える子は自分で求人情報を見つけて入ってくる子が多い。今は3分の1くらいいるという。

JKビジネスがこうした問題がなさそうな子たちにまで浸透していることに衝撃を覚えたという仁藤さん。自身も10代の頃にメイドカフェで働いたことがあるが、

当時はあくまで「訳あり」の子が働いていた場所だった。

広がりの背景にはスマホの普及、子どもたちが使うSNSとかツイッターとかLINE(ライン)の影響がある。そこには広告がいっぱい出ていて、「タレントデビューのチャンス!」「読者モデルも在籍」という誘い文句まで。全国のJKビジネスの求人情報が掲載されたホームページを見て、何をする「バイト」なのか知らないまま入る子が多くいる、という。

秋葉原

秋葉原(スライド)

「裏社会のやりかたはうまい。ハッピーでウェルカムな感じを醸し出し、スカウトには若い人を使う。優しく声をかけ、店に入った後も、少女たちの話を聞き、褒めたり、しかったり、励ましたり、時には勉強をみたり、家出した少女に部屋を提供する店もある。時々現れるオーナーは、がんばっているね、と少女たちの自尊心をくすぐるような声かけをする。彼らは『衣食住』と『関係性』を提供して巧みに少女たちを裏社会に引き入れている」と仁藤さん。

 

人と人とが生身でかかわる機会が減ってきていて、大人たちも含め<関係の貧困>が連鎖している今、だからこそ「顔の見える関係」が大事、あきらめずに声をかけ続けてくれる大人が必要とされている。

「援交おじさんたちは、うざい、キモい、臭い、と女の子たちから言われてもめげません! 私たちもそれくらい本気で彼女たちにかかわっていかないといけない」という仁藤さんの言葉に、うーん確かにと思ったり、支援する側の課題、若い人への関わり方のヒントをもらった2時間でした。

 

 

 

 

【参加者のアンケートからコメントを一部紹介】

  • 友だちが援交していて、何ができるのかわからず、夢乃さんの話を聞きに来ました(10代)
  • 友人が夜のバイトをしていて、私自身、誘われた経験があります。日本というか、社会って怖い、受け入れたくない現実でしたが、とても心に響きました(20代)。
  • 自分の経験をオープンに話すことはとても力を使うと思いますが、非常にインパクトがあり、少女たちの力になりたいという想いが伝わってきました(20代)。
  • 街で公然と買春が行われていることを知り、「意識」して見ないと見えない、見えてこないのだなと痛感した。お話を聞いて、これから見える風景が変わるように思う(30代)。
  • 印象的な言葉。信じられる大人、可能性を信じる大人、顔の見える関係、当たり前の日常の支援、めげない(30代)。

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
詳細はコチラ

2014/10/11(土)連続講座第1回「生活保護で育つ、まもられる」のご報告

2014年10月11日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第1回の報告です。
(参加者23人、講師1人+ゲスト1人、スタッフ10人)

今回のタイトルは
「生活保護で育つ、まもられる~等身大の姿を発信する雑誌「はるまち」の挑戦」。

連続講座第1回目の講師は、地域で子どもの貧困問題に取り組む先進事例として注目されているNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」の栗林知絵子さんをお呼びしました。

「子どもの貧困は見えにくい」と語る栗林さんは、自他共に認める「おせっかいおばさん」。

目の前で困っている地域の子を助けることから生まれた「おせっかいさん」のつながりが、「NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」設立につながりました。この日、栗林さんは子どもの貧困問題にかかわるきっかけになった息子さんの幼稚園の同級生「はーちゃん」と2人でスペースナナにきてくださいました。

栗林さん

「NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク」のきっかけになった中3のケンイチくんへの支援も、夏休み、偶然コンビニの前で会った時に、「高校に行けないかもしれない」というのを「じゃあうちで勉強する?」と誘ったことがきっかけでした。

掛け算以降の計算がわからなくなっていた彼の勉強をみながら、約束を守る、一緒にご飯を食べるなどの暮らしのサポートをしつつ伴走した栗林さんは、高校進学は彼の貧困の連鎖を断ち切る大切なポイントだと考え、ケンイチくんのお母さんに東京都の『チャレンジ支援』(高校に合格すれば塾代20万円が償還免除)への申請を依頼しました。

 

そこで保証人になってくれる人がいないと聞いて、「それはしょうがないよね」とは言えなくて、保証人になった栗林さん。

しかし、ケンイチくんが受験で失敗したら20万円返せるのか不安になって、地域の友人に相談したところ、その友人は「地域の子どものことだから、地域の問題だから、地域のいろんな人に伝えて、みんなでその子をサポートしようよ」と言ってくれたので、1人1,000円のカンパを募り、ひと月で12万円と100人のサポーターが生まれました。

1日500円のお金をもらってコンビニのお弁当を1人で食べていたケンイチくんが掛け算を勉強をして「2割引き」の意味を学び、2割引きの弁当を買うようになったという話を聞いて、ある人が、自分は勉強のサポートはできないけど、みんなで食べることだったら協力できるかもしれないとつぶやいたことから、誰でも、子どもだけで来ても、ご飯が食べられる場所をつくったらいいんじゃないかと始まったのが「子ども食堂」です。

「子ども食堂」では、地域の子連れのママたちも大歓迎。なぜなら、貧困問題を知らなかった地域のママたちが、一緒にご飯を食べることで現状を知り、地域のアンテナとなって、ちょっと気になる子を「子ども食堂」に誘ってきてくれたりする。それが貧困の問題を地域で減らす解決策だから。

栗林-子ども食堂-和室

今回栗林さんと一緒に来てくれて、小さい頃の気持ちをつぶさに語ってくれた「はーちゃん」。
周りの人たちに助けられたことが多くて、それでいまの私がある、と語りながら、でも欲を言えば夜一人じゃない環境があったらよかったなという彼女の言葉に胸打たれました。

栗林さん葉月さん

WAKUWAKUネットワークでは、「ひとり親家庭が安心して子どもを預けられる場所があったら」というニーズに応えて、夕方から一緒にご飯食べて、宿題して、お風呂に入って親御さんが来るまで一緒にいる「夜の児童館」を、地域のお寺で11月からスタートしたとのこと。

栗林-はるまち5号「生活保護は大事な制度。それを利用するからこそ、子どもたちが将来、納税者になれるような教育を受けたり、安定した暮らしができる。だとしたら、その生活保護を制度として利用していいものなんだと、周りの私たちが理解していくきっかけになる雑誌をつくろうと『はるまち』をつくりました」と栗林さん。

「支えられることによって、自分は居てもいいんだと思えて、顔を出して自分の現実を話せる。自分を肯定できるようになる。こういう子たちが世の中を変えていってほしい。当事者の人が自分のことをちゃんと伝えられる、それを聞いてくれる人がいる、ちゃんと耳を傾けてくれるような社会になるといいと思います。そこに子どもがいる限り、できることをできる人がやるということが大事だと思います」という栗林さんのメッセージを会場のみんなで共有した2時間でした。

会場

【参加者のアンケートからコメントを一部紹介】

    • 人と人を子ども(弱い立場にある)がつないでいることに希望を感じました。
    • 目の前の「困っている子」を助けたい、心が動いて、学びの場、学習の場、食事の場と活動の幅をひろげていてすばらしいです。栗林さん自身も「困ってる」というメッセージを発すると、次々応援の人のつながりが生まれてくる、というのがとてもよかったです。この「困っている!」「助けて!」というメッセージを発する練習が、人には必要ですね。
    • 自分にも何かできるのでは、という元気をもらいました。

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
詳細はコチラ