月別アーカイブ: 2018年1月

3/7(水)〜3/18(日)流転・福島とチェルノブイリ 写真展&ギャラリートーク

東日本大震災の発生からまもなく7年。
時間が経つにつれ、報道も減り、横浜に暮らす私たちが、東北の被災地のことを思い、想像することが難しくなっています。

スペースナナでは、これまで毎年〈3.11を忘れない〉をテーマに、写真展や映画上映会やトークイベント、マルシェなどを開催してきました。そして今回は、チェルノブイリと福島を取り続けてきた写真家・中筋純さんの写真展とギャラリートークを企画。

中筋さんは、目に見えず百人百様の考えがある放射能というあやふやな存在を前に、人間の感性が試されていると強調します。
「チェルノブイリと福島を一緒にするな、と数字ばかり比べて言う学者もいるけど、人が離散し、分断され、街が緑に覆われる時間の流れは同じ。根本に思いをはせないと」と語ります。
二つの被災地を知るからこそできることをと、双方の取材成果を初めて一つにした写真展「流転 福島&チェルノブイリ」を私たちの地域で、コミュニティカフェという誰でも気軽に立ち寄れる場で開催したいと思います。

ギャラリートークでは、中筋さんには写真が撮られた背景やエピソードなどをお聞きします。

写真展とギャラリートークを通して、被災地のいまに思いをよせ、私たちに何ができるのかを一緒に考える機会にしたいと考えています。
ぜひご参加ください。

2014年9月撮影 常磐線桃内駅(現在は開通しています)

日時:2018年3月7日(水)〜3月18日(日)11:00〜18:00
期間中の月曜・火曜は休廊
会場:スペースナナ(アクセス
協力:パルシステム神奈川ゆめコープ


ギャラリートーク
ゲスト:中筋純さん

日時:2018年3月10日(土)14:30〜16:00
参加費:1000円(お茶付き) 要予約
申込み・お問合せ
TEL 045-482-6717
E-mail event@spacenana.com

【プロフィール】中筋純・写真家
1966年、和歌山県生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。出版社勤務を経て写真家となり、ファッション、オートバイ、人物撮影などの商業撮影の傍ら、廃墟や産業遺構の撮影を始める。ファインダーから人のいない廃墟を見ると人間の悲喜こもごもがかえって立ち上ってくるように感じてのめりこみ、数年後には日本国内の主要な場所をほとんど撮り尽くしてしまい、2007年にチェルノブイリを訪れる。美しい自然の中に横たわる石棺に衝撃を受けて通い続け、『廃墟チェルノブイリ』などの作品集を出版。2011年2度目のチェルノブイリ写真展開催の1か月前に東日本大震災が起き、福島県浜通りの原発周辺の街の撮影を始める。被曝者や公害病で苦しむ人たちを撮り続けおかしいと思うことを徹底的につきとめた写真家福島菊次郎を「心の師匠」と仰ぎながら、あえて<人のいない廃墟>を撮ることでそこにある人の営みを浮かび上がらせ、無関心層の人でもふっと入り込めるような表現にして、観る人が自分の故郷を福島にオーバーラップして考えてもらうようになることを追求する。作品集に『廃墟チェルノブイリ』『流転チェルノブイリ』『流転 緑の廃墟』写真集『かさぶた 福島 The Silent Views』など。

2/10(土)ドキュメンタリー映画「ただいま それぞれの居場所」上映会

ドキュメンタリー映画『ただいま それぞれの居場所』(2010年、96分)は、民間福祉施設と、新たに、若者によって設立された三つの施設を取材しています。人手不足や低賃金などの問題ばかりが取り上げられがちな介護の現場ですが、この映画では、いくつもの人生の最後の季節、生と死のあわいに向き合い続ける日々と、利用者やその家族と深くかかわることを望み、日夜奮闘する施設のスタッフたちの姿が描かれています。

仕事を引退した事を忘れて出かけてしまうおじいさん、夢と現実の区別がつかずにスタッフを叩くおばあさん。個性的で、ときに一筋縄ではいかない人たちが、ここでは「普通」に生活しています。「一律に決められた“やらされる介護”はしたくない、一人一人に相応しい介護を見つけていきたい」そう語るのは、ある施設の園長でした。

制度とシステム、医療と介護、家族と社会。その挟間をさまよい続け、ようやく見つけたそれぞれの居場所には、大切な誰かと、ともに生きるためのヒントがあります。

 スペースナナでは2015年2月から、月に2回、世代を超えて誰でも安心して一緒に集い、おいしいご飯を食べおしゃべりできる場として「ナナ食堂」を開催しています。また、「地域でゆるやかに支えあう場をつくろう」という連続講座を毎年開催し、地域でともに生きる、ことについて考えてきました。

近年、認知症当事者の方たちからの「私たちなしで決めないで」というメッセージとともに、認知症の問題が取り上げられることが増えています。私たちの家族、友人などにも、認知症の人、認知症を介護する人がいて、認知症について考える機会が増えました。「ただいま、それぞれの居場所」は2010年の映画ですが、そこで展開される認知症の人たちとの日々の営みは、現在とかわるものではありません。この映画をみて、地域で共に生きるということについて、考え話し合う機会としたいと思います。

会期:2018年2月10日(土)14:00〜
参加料:700円(18歳以下無料)
定員:30人(要予約、先着順)
会場:スペースナナアクセス
横浜市青葉区あざみ野1-21-11
(東急田園都市線、横浜市営地下鉄「あざみ野」駅西口より徒歩6分)

主催:NPO法人スペースナナ
お申し込み:TEL 045-482-6717
E-mail spacenana@gmail.com

映画公式ホームページ
http://www.tadaima2010.com/