2015/3/14(土)「お空に虹をかけるまで」およびポスター展のご報告

2015年3月14日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第4回の報告です。
(参加者21人、講師1人、スタッフ6人)

今回のタイトルは
「お空に虹をかけるまで~レイプサバイバーやセクシュアル・マイノリティのサポート活動から」

連続講座第4回目の講師は、岡田実穂さん(レイプクライシス・ネットワーク代表、青森駅前のコミュニティカフェ&バー Osora ni Niji wo Kake Mashita共同オーナー)をお呼びしました。

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17歳の時にレイプクライシスネットワーク関西の存在を知り、被害者支援をしながら勉強会を始めた岡田さんは、3年後にアメリカで創設されたレイプクライシスネットワークに出会います。

子どもや障害者の支援団体などさまざまな団体が同じ建物のなかにあり、連携して性暴力被害者へのトータルな支援を行っているその団体の、ボランティアスタッフ向けの支援マニュアルの最初の頁にあったのは、「性暴力被害はあらゆる人が受ける可能性がある被害であり、年齢や性別は関係ない」ということ。女性に限らずLGBTの人たちを含むあらゆる性暴力被害を支援の対象にするということだった。

それなのに、日本の被害者支援は当たり前のように女性のみを対象とし、また、いろんな団体が支援マニュアルを作って支援しているが、支援者の心身を守るためにという項目がどんどん増えていき、当事者と乖離し上から目線になっていくことにもやもやした思いを抱くようになる。

okada3そんななかで青森出身のパートナーのお母さんが亡くなり、経営していたお店を片付けているうちに、ここを活動の拠点にしよう、支援者が少ないところで始めることに意味があるのでは、と青森に移ることを決意。

悩みの種類を選別しない相談の場。店に一、二回来て、それから相談があるんですと言い出すことが多い。生活の延長線上にある店という形態だからこそ来られる人がいる、当事者、被当事者という区分けをなくしたかった、という岡田さん。

隣のギャラリーに移動して、岡田さんに展示中のレイプクライシスポスター展の作品の案内をしてもらいました。

 

2013年に全国から公募して開催したら45作品が集まり、当事者の作品が予想を超えて多かったとのこと。<性暴力被害者が生きやすい社会にするため>のポスター展。

被害者が「なくなったほうがいい人」になってしまわないように、<被害をなくすため>とは言いたくなかった。被害者と一緒に生きている、ということを言いたかったという岡田さんの話を聞きながら、ひとつひとつのポスターのメッセージに思いをめぐらすひとときでした。

 

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
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