2015/4/11(土)連続講座第5回「まじくるっておもしろい」高校図書館を就業支援カフェに~田奈高校「ぴっかりカフェ」の試みをヒントに地域の課題を話し合うワークショップのご報告

2015年4月11日(土)の連続講座
「地域でゆるやかに支えあう場をつくろうPart3」第5回の報告です。
(参加者15人、講師1人、スタッフ7人)

今回のタイトルは
「まじくるっておもしろい」。

石井正宏さんをゲストに迎え、高校図書館を就業支援カフェにしている横浜市青葉区の田奈高校「ぴっかりカフェ」の試みをヒントに地域の課題を話し合うワークショップを行いました。

連続講座最終回のゲストは、田奈高校の「ぴっかりカフェ」の仕掛け人、NPOパノラマの石井正宏さん。

生活困窮世帯など様々な困難を抱える生徒が多く在籍する田奈高校では、就職を希望しながら卒業時に就職先が決まっていない生徒が多いことから、2010年にキャリア支援センターを開設。そこに相談員として赴任したのが石井さん。

2000年から10年間、全国の引きこもりの若者を訪ね、ドア越しに関係を作って支援する仕事をしてきた石井さんは、このまま雨漏りをバケツで集めるようなことをやっていては追いつかない、高校在学中の支援こそ大切、とアルバイトとインターンを掛けあわせた「バイターン」を発案します。希望する生徒に企業を紹介し、3日間の職場体験「インターン」を実施するもので、その後生徒と企業は「アルバイト」の雇用契約を結び、アルバイト期間中も、企業・学校・コーディネーターが生徒の成長を見守り、卒業後の正規雇用への移行サポートを行う継続的な就労支援プロジェクトです。

 

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バイターンは神奈川県の「新しい公共支援事業」として実施され、全国から注目を集めましたが、2014年3月に助成金が打ち切られ、石井さんは運営資金の調達のためにNPO法人パノラマを設立し「ぴっかりカフェ」を始めます。

「ぴっかりカフェ」は毎週一回図書館で開催。音楽もあり飲み物やお菓子も無料で提供されるカエで、さりげない会話から生徒たちの不安や悩みに寄り添い、就労の悩みはバイターンにつなげていきます。「ぴっかりカフェ」のような、真水(高校)と海水(社会)の間の<汽水域>が必要、と石井さん。「図書室で歌を歌っていると生徒がのぞきに来る、その子が困った時に、「顔を知っているあの人」だったら来てくれる、人と人、顔と顔がつながらないと子どもたちは動かない…。

 

今回は連続講座の最終回なので、石井さんのお話のあと、参加者が5、6人のグループに分かれて、地域のどんな課題に取り組みたいかを話し合い、石井さんもそれぞれのテーブルをまわり、活発な論議に時間を忘れたひとときでした。

 

・パノラマfacebook  https://www.facebook.com/npopanorama
・有給職業体験プログラム・バイターン https://www.facebook.com/byturn.project

地域でゆるやかに支えあう場をつくろう
~コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座Part3~(10/11~4/11)
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