3/8(水)〜/19(日) 菊池和子写真展+ギャラリートーク

写真は、南相馬市鹿島区権現沢仮設住宅にて

写真は、南相馬市鹿島区権現沢仮設住宅にて

東日本大震災の発生から、まもなく6年が経とうとしています。時間が経つにつれ、横浜に暮らす私たちが、東北の被災地のことを思い、想像することが難しくなっています。

そこで、震災後から福島に足を運び、3.11〈以後〉の福島を撮り続けてきた写真家・菊池和子さんの写真展とギャラリートーク企画しました。
本展では写真約40点を展示します。

ギャラリートークでは、スクリーンに写真を映しながら、写真が撮られた背景やエピソードなどをお聞きしながら、被災地のいまに思いをよせ、私たちに何ができるのかを一緒に考える機会にしたいと思います。

お誘い合わせの上、ぜひ写真展とギャラリ―トークにおこしください。

菊池和子写真展「フクシマ 漂流はつづく」
日時:2017年3月8日(水)〜19日(日) 11:00〜18:00
※休廊 3月13日(月)・14日(火)
入場料:無料
※会場で菊池和子さんの写真集『フクシマ漂流 東日本大震災・福島第一原子力発電所事故から4年目の福島を行く』『フクシマ無念 2016.4.1避難指示解除の南相馬市小高区を行く ふるさとを追われて5年』を販売します。

菊池和子さんギャラリ―トーク「あの日から」
日時:2017年3月18日(土) 14:00〜16:00
参加費:500円
※高校生以下無料

定員:20人(要予約)

菊池和子さんからのメッセージ

あの日から ー2011.3.11 東京電力福島第1原子力発電所爆発事故から

あの日から
フクシマは日本と世界の道しるべとなった

ヒロシマに降った死の灰の168倍*もの放射能が降り注いだのは
フクシマだけではない
栃木・群馬・茨城・埼玉・千葉・東京から静岡辺りまで
そして、莫大な量が太平洋に落ちた

この6年間で空間線量は下がってきたが
土に付着して雨や風に流され
今後何十年も、あるものは気の遠くなるような未来まで存在し続ける
汚染された大地の表皮は黒いフレコンバックに詰められ
ゾンビのように増殖し続ける

人々は土地も家も家族も仕事も学校も
何もかも奪われた
中には命さえも
家畜もペットも森や林の生き物たちにも
過酷な運命をもたらした

フクシマとフクシマの人々の声を
私は聞かねばならない
写真に閉じ込められた「無念」の叫びを
穏やかな目の奥の悲しみを
核災害の道しるべの言の葉を (菊池和子)

*ヒロシマ原爆の168倍 (セシウム137の量)
原子力安全に関するIAEA閣僚会議に対する日本国政府の報告書より


菊池和子さんプロフィール

kikuchi03きくち・かずこ

1945年、中国石門市(現・河北省石家荘)生まれ。大学卒業後、東京都公立小学校教諭となる。1994年に現代写真研究所に入所し写真を学ぶ。2000年に早期退職し、2002年から6年間、ポルトガルで暮らす。2012年から2015年現代写真研究所「女性教室」にて講師を務める。
写真集に『しんちゃん』(2001草土文化) 、『チマ・チョゴリの詩がきこえる』(2005小学館)、『二十歳になりました』(2008子どもの未来社)、『PORTUGAL 藁色の日差しの中で』(2009現研出版局)、『命の限り-筋ジストロフィーの青年と家族』(2012現研出版局)、『東日本大震災 釜石レポート2011.7~2014.2 葉脈の街に明日を探して』、(2014遊行社) 、『フクシマ漂流』(2015.3.1 遊行社) 、『フクシマ無念』(2016.3.1遊行社)がある。写真展も多数開催している。

kikuchi04_s会場:スペースナナ(アクセス
〒225-0011 横浜市青葉区あざみ野1-21-11
(東急田園都市線、横浜市営地下鉄「あざみ野」駅西口より徒歩6分)
申込み・お問合せ
TEL 045-482-6717 FAX 045-482-6712
E-mail event@spacenana.com