2018年度 コミュニティカフェ「スペースナナ」の連続講座
地域でゆるやかに支えあう場をつくろう Part7
生き心地のよい新しいコミュニティのつくり方
年齢、性別、国籍、障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して立ち寄れ、元気になれる場を地域でつくりたいと、コミュニティカフェ「スペースナナ」をオープンして7年半の月日が経ちました。
多様な人たちが、ゆるやかに支えあえるような地域づくりをめざして連続講座を毎年開き、2015年2月からは誰もが参加できる「ナナ食堂」を月2回開いています。
今年度は、<生き心地のよい新しいコミュニティづくり>に向けてさまざまな試みをしている方たちをお呼びして、8回の講座と1回の映画会を企画しました。
お話の後、ゲストを交えて参加者同士の交流の時間をとり、場づくりを始めた方、始めたい方たちの情報や知恵の交換の場となることを願っています。
*この講座はキリン福祉財団からの助成事業です。
●参加費 :1回700円(映画の回のみ1,000円)
●定員 : 25人
*単発での参加も可能です。
*若者や子どもの問題に関心がある方、地域で居場所をつくりたい方、支え手になりたい方、地域でつながりたい方、ぜひご参加ください。
●会場 :スペースナナ
●お問合せ・お申込みは、NPO法人 スペースナナまで↓
tel:045-482-6717 fax:045-482-6712
E-mail:event@spacenana.com
*2012年度の連続講座の内容と報告はコチラ
*2013年度の連続講座の内容と報告はコチラ
*2014年度の連続講座の内容と報告はコチラ
*2015年度の連続講座の内容と報告はコチラ
*2016年度の連続講座の内容と報告はコチラ
*2017年度の連続講座の内容と報告はコチラ
【前半5月~7月】
【第1回】
学校・家庭・地域をつなぐソーシャルワーカー
●日時 :2018年5月26日(土)14:00 ~ 16:30
●ゲスト:土屋佳子さん(スクールソーシャルワーカー)
2008年から、学校では、心理面からのアプローチをするスクールカウンセラーとは別に、子どもを取り巻く環境に働きかける社会福祉的アプローチをするスクールソーシャルワーカーの配置が始まりました。
まだ人員も足りず、あまりなじみのない存在ですが、これからますますその重要性が高まってくるであろう、学校と家庭と地域をつないで問題を解決していくその仕事から見えてきた、子どもや家庭、学校の現況、学校と地域の連携などのこれからの課題について、スクールソーシャルワーカーの土屋佳子さんにお聞きします。
【第2回】
学校を地域にひらく「ぴっかり図書館」
●日時 :2018年6月17日(日)14:00 ~ 16:30
●ゲスト:松田ユリ子さん(神奈川県立田奈高校図書館司書)
在校生・卒業生の居場所として2014年12月に週1回学校図書館を開放して始まった神奈川県立田奈高校の「ぴっかりカフェ」。
学校を地域にひらいて、地域の人たちも巻き込んだこの試みの仕掛人でもあり、長年、学校図書館を風通しの良いワクワクするような多様な学びの場にしようと実践を重ねてきた司書の松田ユリ子さんに、学校を地域にひらいてゆくためのしかけや、誰にでもひらかれ、自由な発想や多様なコラボレーションが生まれる場をつくる秘訣をお聞きして、場づくりのヒントにしたいと思います。
【第3回】
共に生きることで悲しみを<生きる力>に
●日時 :2018年7月7日(土)14:00 ~ 16:30
●ゲスト:入江 杏さん(「ミシュカの森」主宰)
2000年年末に起きた世田谷一家殺人事件で妹さん一家を亡くされた入江さんは、希死念慮に憑りつかれるほどの悲しみののちに、犯罪被害からの回復、自助とグリーフケアに取り組み、絵本『ずっとつながってるよ こぐまのミシュカのおはなし』の創作と読み聞かせ活動を行い、震災後は被災地での読み聞かせ、自殺や難病などの問題にも活動の領域を広げ、当事者の声を社会につなげようとされています。
喪失体験をした人が悲しいときは泣き、うれしいときは遠慮なく笑えて、思いを発信できる社会にしたいし、それを受け入れられる社会にしたいと活動を続ける入江さんに、地域で悲しみを支えあうにはどうしたらいいか、お話を伺います。
【第4回】
社会的養護が必要な子どもたちを地域で支える
●日時 :2018年7月14日(土)14:00 ~ 16:30
●ゲスト:山本節子さん(ファミリーホーム「ばあばぱぱ」代表)
山本節子さんは、児童養護施設で7年間働き、退職後に婚家に次々と訪れる行き場のない施設の卒園生たちを受け入れ、施設から頼まれ脳性まひの子を預かるうちに里親を始めることになり、30年間で19人の子どもを預かり、2009年からはファミリーホーム「ばあばぱぱ」として、6人の子どもたちと生活を共にしています。
子どもたちが困ったときに助けてくださいと頼める人をたくさんもたせてあげるのが目標、と語る山本さんに、社会的養護が必要な子どもたちに地域で私たちが何ができるかについて伺い、考えてみたいと思います。
【後半 9月~2月】
【第5回】
発達障害のあるひとと共に、暮らす・働く
●日時 :2018年9月23日(土)
●ゲスト:河村哉子さん・吉田朋子さん・中畝治子さん(「マザーズジャケット」)
【第6回】
ひきこもり女子会をあちこちでつくろう
●日時 :2018年10月27日(土)
●ゲスト:林恭子さん(一般社団法人ひきこもりUX会議代表理事市)
【第7回】
シングルマザーを応援するコミュニティづくり
●日時 :2018年12月9日(日)
●ゲスト:中泉理奈さん他(あらかわシングルマザーサポートネットワーク)
【第8回】
ドキュメンタリー映画「夜間もやってる保育園」上映会
●日時 :2019年1月26日(土)
【第9回】
原発事故から8年目、お互いの立場を越えて支えあう
●日時 :2019年2月10日(日)
●ゲスト:鹿目久美さん(福島県から神奈川に避難、保養グループ「母ちゃんず」)
松本徳子さん(福島県から神奈川に避難、「避難の協同センター」世話人)
岡田めぐみさん(福島県から武蔵野市に避難、「むさしのスマイル」代表)
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主催:NPO法人 スペースナナ
世代を超え性別、国籍、障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して立ち寄れ、出会い、交流し、元気になれる場を地域につくりたいと、2010年12月にスタート。教育や福祉などをテーマに地域で活動してきメンバーがそれぞれの得意分野を活かし、〈社会のたまり場〉をめざして運営しています。2012年12月にNPO法人格を取得。ナナ食堂を月2回開いています。もっともっと仲間を求めています。