東日本大震災と原発事故の発生から9年半・・・。
スペースナナでは、3.11を忘れないための写真展や絵画展を毎年、企画してきました。
震災後から福島に足を運び、被災した人たちに伴走しながら3.11〈以後〉の福島を撮り続けてきた写真家・菊池和子さんの写真展とギャラリートークを、昨年に引き続き開催します。今回はとくに、福島の太平洋岸(浜通り)の芸能に焦点をあてた企画展です。
ギャラリートークでは、写真が撮られた背景や写真に込められた思いなどをお聞きしながら、被災地のいまに思いをよせ、私たちに何ができるのかを一緒に考える機会にしたいと思います。お誘い合わせの上、ぜひ写真展とギャラリ―トークにお越しください。
※会場で菊池和子さんの新刊の写真集『この大地(フクシマ) 奪われし人々』や、『フクシマ漂流』『フクシマ無念』などを販売します。
◆日時:2020年3月4日(水)~15日(日)11:00~18:00
◆入場料:無料
◆会場:スペースナナ(アクセス)
菊池和子さんギャラリ―トーク「芸能の灯 消さず」
菊地和子さんからのメッセージ
「福島の太平洋岸(浜通り)は、民俗芸の宝庫だった。
2011.3.11の津波は、多くの人々の命を奪い、
福島第一原発の事故は、地域を崩壊させた。
そんな中、萎えそうな人々の心を芸能がかろうじて支えている」
◆トーク:2020年3月14日(土)15:00~16:30
◆参加費:500円(高校生以下無料)
◆定員:20名(要予約)
◆会場:スペースナナ(アクセス)
◆申込み・お問合せ
TEL 045-482-6717 FAX 045-482-6712
E-mail event@spacenana.com
【プロフィール】菊池和子さん
中国石門市(現・河北省石家荘)生まれ 東京都公立小学校教諭在職中に現代写真研究所で写真を学び、早期退職後、ポルトガルリスボン市に 6 年間暮らす。写真集:『「しんちゃん』『チマ・チョゴリの詩が聞こえる』『二十歳になりました』『命の限りー筋ジストロフィーの青年と家族』 『PORTUGAL』 『葉脈の街に明日を探して』 『「フクシマ漂流』 『フクシマ無念』『この大地(フクシマ) 奪われし人々』など 。